授業との向き合い方(大学生編)

なぜ大学生?と思うかもしれないが、受験だけが勉強じゃないし、当然大学に入ってからも勉強は続くからな。

就職のために大卒、大学のブランド名を得るのが第一の目的でも、大学も授業の単位を取らないと卒業できない。

しかし、第一志望の大学、学部に行けたか否か問わず、受験後の多くの大学生が、心に隙間ができる。ひとまず受験というものが終了してホッとしてしまうのだ。

また、新潟から東京へ進学して、東京の新しい生活に魅せられるかもしれない。そんな都会で今まで経験しなかったアルバイトや遊びにハマってしまう。もちろん、それは否定しないし、そういう時間も人生の中で必要だ。

現代はIT環境を利用して、そんな遊びやバイト経験からも起業する大学生社長やフリーランスも珍しくない。ホリエモンもこれからは遊びが仕事になる時代と言っている。

私もこの家庭教師という仕事は遊びではないが、大学時代の家庭教師のアルバイト時代から好きで今まで続いている。今の私があるのも大学生時代のアルバイト時代があるからとも言える。

それでもあえて言う。せっかく大学に入ったら、大学の勉強をするのも人生勉強になる。

今まで君たちが習ってきた学校の教師や塾、予備校の講師は家庭教師は教育者だ。大学教授は教育者というより学問の研究者だ。

だから、大学教授は学生を教育するという意識は少ない。自分が研究している学問を教える立場をとっているために、授業の面白さに期待してはいけない。まあ、大半の大学教授の話はつまらないだろうな。

ただ、それは自分が受け身だからである。大学は受け身の人間には冷たい場所だ。何かのきっかけに、自分から社会事象に関心を持つようになれば、面白いと思う授業も出てくるはずだ。

つまらないと思う大学の授業にも積極的に取り組んでみる経験は、会社に入ってもその仕事に関心を持ち、積極的に取り組むことにもつながるはずだ。

ヒロマルは大学1.2年は野球ばかり見ていて、大学の授業に全く興味を持てなかったようだが、大学3年の夏休みに1人で海外に行ってから、大学の授業が面白いと思うようになったようだ。それが今では作家だからな。