生徒は一生、教師のことを覚えている

教師は、定年退職するまでに何千人の生徒を教えるので、全ての生徒の顔、名前を覚えることは不可能だ。

しかし、生徒からしたら、小中高で出会う教師はたかだか数十人だ。だから理不尽なことをされた教師は一生覚えてるし、恨みを買うこともあるのが、この職業の宿命だ。

特に地方都市などは、教師は退職した後もちょっとした有名人だ。わけわからん市議会員よりも市内では顔が割れていることになる。

教師はそのことを肝に命じて、仕事をするべきだ。

最近は、教師の待遇のキツさや、モンスターペアレントからの苦情に悩まされていると言って、教師を擁護する世論が形成されている。

もちろん、待遇や諸問題に関しては、政府、自治体、各学校内で考えなくてはいけない問題だ。

しかし、生徒自身には自分たちの人生がある。それを学校、教師側の都合で、生徒たちに妥協させてはいけない。

私は家庭教師という、学校現場から離れて、生徒の成績、進路といった生徒の大事な人生を預かる立場だ。批判は浴びても、生徒が学校、教師から理不尽なことをされたら黙ってはいない。