基本的にどの公立中学校でも、通知表の評価はテストの点数で決まる。担任の教師が、生徒の人物像を評価する担任所見欄がある。内申点の中での割合は微々たるものだが、中学生くらいだと、担任の目が非常に気になる。
そういうことすると、内申に響くよ!
と、昔から公立中学校で聞こえてくるような会話だが、生徒の精神面としてはどうなのかと思う。
教師の前だけで良い子のふりをする子供が昔も今もたくさんいる。
そんな連中が社会に出た時、上司や先輩の顔色を伺い、窮屈な会社を作っていく。これは世渡りとかコミュニケーションなどという曖昧な言葉で片付けられる。
内申評価というものを廃止して、テストの点数が全てで内申点は構成されるべきではないか。反論もあるとは思うが、教師といえども人間だから公平な判断は絶対に無理。テストの点数だけが生徒を公平に評価できる手段だ。
ただ現実は学校も会社も人間で構成されているので、公平な評価というのは絶対無理。せめてこの日本社会では、大学受験だけでもテスト一発の公平な場であってほしい。