それは志望校と実力の差がかけ離れていることを自覚してしまったから。
受験生がスランプになるのはたいてい夏休み以降だ。模試の結果や志望校との過去問を見て、自分の実力不足を痛感してしまうことが多く、テンションが下がりスランプになってしまう。
一番良い解決方法は、志望校のランクを少し下げること。早慶が難しそうだったら、明治や立教にシフトするなどしてみる。
妥協するのが嫌なら、もう一度足りないものを分析して、強い気持ちを持って入試当日まで勉強するしかない。この時点での得意科目は基礎に戻る必要はない。不得意科目は背伸びしないでワンランク落として勉強すると自信がつくと思う。
早稲田志望で、早稲田の難しい国語が苦手なら、早稲田の過去問は置いておき、マーチの問題をやって自信をつける。マーチの問題を解けることは早稲田でもある程度は戦える。
英語がそこそこなら、これは入試当日までイケイケで攻めていく。ヒロマルの英語の予備校はこう言っていたようだ。
「早慶上智の英文が、横浜の大魔神佐々木の球なら、青学や学習院なんて、巨人の入来や三澤の球にみえてくるから。
難関校の問題をやり続けたら、ワンランク下の大学を易しく見えてくるけど、春から私の英語の授業を受けていたのだから、多少のスランプはあっても、力は徐々についているのだから、基礎に戻る必要はない。」
苦手な科目は、ワンランク下でやるだけやってみる、得意とはいえなくても、そこそこいけそうなら、ここまできたらどんどん攻めていく。
とにかく入試当日まであがいてあがいてあがきまくれ。落ちたって死にやしない。