数学と国語の論理性?

センター試験に変わるって2021年度から実施される大学入試共通テストでは、国語と数学が融合した科目が登場する。

私見では、数学のみが得意な生徒が不利になるように思える。

確かに昔から、現代文と数学の解答へのプロセスの論理性は同じだから、数学ができると必然的に現代文の成績が上がると言われることもある。

これは現代文と英語の長文読解の関係性にも似たようなことが言われてきた。

しかし、現実問題、数学が得意で国語が苦手、英語の長文読解は得意だが現代文は苦手、という生徒が圧倒的に多い。

英語長文と現代文の論理展開の一貫性には、難関大学に合格するレベルまで勉強してきた生徒がやっと、ある時、ハッと気づくくらいだと思う。

一般的レベルの学生が多く受ける大学入試共通テストで、国語と数学が融合した科目が出されること。

それはますます、国語と数学が苦手な生徒は当然のこと、片方のみが得意な生徒にとってもさらに不得意な科目を嫌いになる結果を生み出すのではないだろうか。